はじめに
日本の研究者人口は、一体どれくらいだと思いますか?
日本の研究者人口は、2018年3月31日現在で、86万6,950人です。
この数字には、企業、非営利団体・公的機関、そして大学などの研究者が含まれています。
研究者ってどんな分野にいるの?
研究者の数が多い分野は、以下の通りです。
- 医学・生物学:新薬の開発や病気の治療法など、私たちの健康に直結する研究が盛んです
- 工学:特に情報技術やエレクトロニクス分野は、私たちの生活を便利にする技術を生み出す研究者が多く活躍しています
- 物理学・化学:基礎科学の分野で、世界を解き明かす研究が行われています
- 環境科学:環境問題の解決に向けて、持続可能な社会を作るための研究が増えています
これらの分野は、社会に大きな影響を与える可能性が高く、だからこそ多くの研究者が集まっていると言えるでしょう。
日本の研究者人口、世界と比べてどうなの?
日本の研究者人口は、国際的に見ても多い方です。
2018年のデータによると、日本の研究者数は約67.6万人で、中国、米国に次いで世界第3位の規模を誇ります。
日本の研究者人口、実はこんなに多い理由があった!
- 充実した教育システム:日本の教育システムは、科学技術や工学、医学などの分野で高い水準を維持しており、多くの学生が研究者としてのキャリアを目指せる環境が整っています
- 政府の支援:日本政府は科学技術の発展を重視し、研究開発に対する資金援助や政策支援を積極的に行っています
- 産業界のニーズ:日本は技術立国であり、企業も新技術の開発やイノベーションを推進するために多くの研究者を必要としています
- 国際的な競争力:グローバルな研究競争に勝ち抜くために、日本は多くの研究者を育成し、研究活動を支援しています
これらの要因が組み合わさって、日本の研究者人口の多さを支えているのです。
でも、ちょっと待って… 研究者人口、実は減少傾向にあるってホント?
実は、全体として見ると研究者人口は増加傾向にありますが、企業の研究者数は減少傾向にあり、大学や非営利団体・公的機関の研究者数が増加しています。
また、研究者数の増加率や研究力の指標(論文数や被引用数など)では、近年中国や他の国々に追い越される傾向も見え始めています。
日本の研究、このままで大丈夫?
研究者人口の減少や研究力の低下は、日本の将来の成長に大きな影を落とす可能性があります。
だからこそ、私たちは、研究者たちが安心して研究に打ち込める環境を整え、研究成果を社会に還元できる仕組みを作る必要があります。
さあ、日本の研究の未来を一緒に考えてみませんか?