はじめに
アメリカで胃カメラ検査を受けるのは怖くないですか?
胃の不調を感じると、胃カメラ検査を勧められることがあります。
日本ではポピュラーな検査ですが、アメリカではどうなのでしょうか?
実は、アメリカでも胃カメラ検査は一般的な検査の一つです。
しかし、日本とは異なる点も多いため、不安に感じる方もいるかもしれません。
この記事では、アメリカの胃カメラ受診体験談と、知っておくべきことを詳しく解説します。
この記事を参考に、アメリカでも安心して胃カメラ検査を受けましょう。
なぜ胃カメラ検査が必要なの?
胃カメラ検査は、正式には「上部消化管内視鏡検査」と呼ばれます。
口から細いカメラ(内視鏡)を挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を観察する検査です。
私は仕事のストレスで胃痛が続いていて、胃の薬を2か月ほど服用していた時期があります。
再診で薬の処方箋をもらいに行ったときに、アメリカ人医師から胃カメラ検査を勧められたので受けてみることにしました。
ただし紹介してもらった病院の空きがないため、実際に検査を受けられたのは、それから1か月以上たってからでした。
胃カメラ検査で何がわかるの?
- 胃炎、胃潰瘍、胃がん
- 食道炎、食道がん
- 十二指腸潰瘍、十二指腸がん
- 逆流性食道炎
- ヘリコバクター・ピロリ感染
これらの病気は、早期発見・早期治療が重要です。
胃カメラ検査は、これらの病気の診断に欠かせない検査です。
アメリカの胃カメラ検査の種類
アメリカで行われている胃カメラ検査は、主に以下の3種類です。
1. 経口内視鏡検査(EGD)
最も一般的な胃カメラ検査です。
口から内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸を観察します。
2. 経鼻内視鏡検査(TNE)
鼻から内視鏡を挿入する検査です。
経口内視鏡検査に比べて、嘔吐反射が起こりにくく、検査中の会話も可能です。
3. カプセル内視鏡検査
小さなカプセル型のカメラを飲み込む検査です。
カプセルが消化管を通過する間に撮影された画像を解析し、小腸の病気を診断します。
どの検査を選ぶべき?
検査の種類は、医師と相談して決めることが大切です。
それぞれの検査にはメリット・デメリットがあります。
私の場合、経口内視鏡検査を日本で受けたことがあり、特にのどが狭くてカメラが通らないなどの困ったことがなかったので、普通の胃カメラを選択しました。
実際の検査の流れとかかった費用
検査前の準備
- 検査前日の夜9時以降は絶食でした
- 当日は、朝から水やお茶などの透明な飲み物だけ飲めました
- 常用薬はなかったので特に注意はありませんでした
検査の流れ
- 検査着に着替えます
- 体重を測定した後に、血液を採取されました
- ベッドに横になり、全身麻酔を受けます
- 内視鏡が挿入されたようですが、麻酔で気を失っていたので全く記憶がありません
- 検査時間は、30分程度だったみたいですが、全身麻酔が切れて目覚めたのは、検査が始まった1時間以上たってからでした
- 少し意識がもうろうとしていましたが、医師から「少し胃炎があったけれど、特に問題はないね」と言われて病院を後にしました
- 麻酔後に車を運転することはできないので、Uberで帰宅しました
胃カメラの検査費用
胃カメラ検査の費用は、保険の種類や検査の種類によって異なります。
一般的には、数百ドル~数千ドル程度です。
私の場合は、ちょうど1000ドルでした。
アメリカの胃カメラ検査を受ける際の注意点
医療機関の選び方
胃カメラ検査は、経験豊富な医師がいる医療機関を選ぶことが大切です。
評判や口コミなどを参考にしましょう。
アメリカでGoogleの口コミが悪い病院は、かなりの確率で地雷です。
医療保険の種類の確認
検査を受ける前に、自分の医療保険が適用されるかどうか確認しましょう。
お持ちの保険の種類によっては、自己負担額が高額になる場合があります。
まとめ
この記事では、アメリカで受けた胃カメラの体験を説明しました。
胃の不調を感じたら、早めに医療機関を受診し、適切な検査を受けましょう。
早期発見・早期治療が、胃の健康を守るために重要です。
アメリカの胃カメラは全身麻酔下で受けるため、日本ではのどが苦しくて胃カメラできなかった人でも、痛みを感じることなく検査を受けられます。
外国だからと不安に思わずに、病院に行ってみることをおすすめします。